悩み

すごく嫌いだけどなぜか一緒にいる女性がいるとする。
居心地が良い訳でもない。
一緒にいて楽しいわけでもない。
ただ、僕が何をやっても怒らない。
逆に何でもかんでも好きなようにさせてくれて、失敗ばかりしているのに、
贅沢は出来ないけど生活をさせてくれる。


ある日、この嫌な女と別れて別の女に乗り換えようと決意する。
すると自分が意外とモテることに気づく。
もはや僕はよりどりみどりに好きな女を選べる。


何年も前から憧れていて、大好きで、いつか付き合いたい女性がいるとする。
今まで接点すらなく、ただ指をくわえて見ているだけだった。
そんなマドンナが突然声を掛けてくれた。
もしかしたら付き合えるかもしれない、ここは押すべきだ。


流れはキテル


さて、あの女に別れを告げよう。
そんな時、子供が出来た
僕は興奮した。
子供はかわいくて、女のことなんてどうでもいいような気がした。
女も変わろうとした。
僕に嫌われているのを受け止めて、なんとかしようと努力した。
少しだけきれいになった。
少しだけ楽しいと感じた。


でも僕は言った「別れよう」
女は言う「他に好きな人が出来たの?」
僕は言う「(元からお前なんて好きじゃねえよ)昔から憧れていたマドンナに告白しようと思う」
女は言う「上手くいきそうなの?」
僕は言う「五分五分だ」
女は言う「ダメだったら戻ってきて欲しい」
僕は言う「他にオレと付き合いたい女なんて山ほどいるんだ」
女は言う「もうだめなのね・・・」


次の日女はさらに変わっていた。
きれいになっていたし、最高の女になると声高く叫んだ。


僕は思う。
キープの女ならこいつのほうがいいかもしれない。
憧れの女性とやっと話せたのにチャンスを逃したくない
子供はかわいい、出来ることならもう少し見ていたい


この女と完全なる決別をするべきか
憧れの女性と上手くいったとき以外は、子供の為にこの女を捨てないか
そもそも憧れの女もあきらめて、この女とまだいしょにいるか


果たして、何を選ぶべきか。


まさにLife Cardのようだ



注)女性を会社に置き換えると、僕の現在の状態になります。
  子供は大げさですが、子供を作品とおもってください